「靴裏セルフチェック」で足のSOSを発見!
あなたの足、悲鳴をあげていませんか?
身体全体を支える「足」と「足関節」は、両側で56個もの骨によって構成されています。
足元のバランスが崩れ、歪んでしまうと、それが全身の歪みにも大きく影響することは確かです。
つまり足の裏は、「骨格の歪み」や「歩き方の癖」を写す鏡と言えるでしょう。
まずは、よく履く「靴の裏側」をチェックして、どの部分がすり減っているかチェックしてみましょう!

当てはまるすり減り方はありましたか??
実際には、この5パターン限りではありませんが、多くの場合どれかのパターンに当てはまってくるかと思います。
それでは、①から順に確認していきましょう!
No.1 やや外側が減っている
正しい歩行ができている減り方です。
足アーチが正常で、足首のゆがみも起きていない場合、このように「やや外側」が減っています。
正しい歩行では、かかとの少し外側から着地し、次に足裏全体が着いて、足首が前に進んで親指の付け根で地面を蹴って抜けていきます。
更にしっかりとつま先で蹴りだす動きもできていると、つま先部分もすり減ってきます。
No.2 中心が減っている
アキレス腱が硬くなっている可能性が高いでしょう。
アキレス腱が硬いと足首が反らず、すぐにかかとが浮いてしまい、かかとが接地しにくくなってきます。
次第に、足裏全体で体重移動をさせることが困難になり、指の付け根に荷重が集中します。
その結果、靴の中心が減りやすいと考えられます。特に足を引きずるような歩き方をする方によく見られる靴の減り方です。
また、アキレス腱が縮むと体が後ろに傾き、重心がかかとに偏ります。
すると、体はバランスを取ろうとして前かがみになるため、猫背や腰痛、股関節痛の原因となることもあります。
No.3 内側が減っている
重度の偏平足の可能性があります。
こういった方は、重心が内側に偏り、足裏だけでなく足首や膝にも負担がかかりやすい歩き方になります。
足アーチが崩れ、かかとが外側に向き、足全体が内側に倒れることで、様々な足のトラブルや、膝、股関節、全身への歪みが生じる可能性があります。
このように、かかとが内側に傾いた状態は「過回内(かかいない)」と呼ばれています。過回内になると、足アーチがつぶれ偏平足になります。
偏平足の影響として、外反母趾(がいはんぼし)や強剛母趾(きょうごうぼし)、タコやウオノメ、巻き爪などといったトラブルも起こしやすくなってしまいます。

(右足の参考図)
No.4 外側が減っている
「O脚」や「甲高」の人の特徴です。
O脚の方に多く見られ、重心が外側に偏るため、膝や骨盤にも負担がかかります。
「甲高」(凹足やハイアーチ)とは、足アーチが高く盛り上がった形の足をいい、日本人の約2割がこの足タイプだと言われています。
甲高の人は、足アーチの柔軟性が低く、歩くたびに衝撃がかかとや膝、股関節に伝わりやすい傾向にあります。
また、日本国内では甲高に合う靴が少ないため、靴選びで苦労し、足を痛めることもあります。
No.5 左右非対称
このタイプの方は、どちらかの足が強い偏平足で重心が偏っているか、生まれつき左右の脚の長さが違っていることなどが考えられます。
強い偏平足の場合は、医療用のインソールや足底装具を使用して矯正し、正常な足の形に戻していきます。
左右の脚の長さが違う場合は、短いほうの靴の中に少し高さがでるよう細工をしたり、インソールを使うなどしてバランスを整えましょう。

おわりに
いかがでしたでしょうか?
足部の歪みやバランスの偏りは、身体全体へと大きく影響していきます。
逆に言えば、足部を正常な形へと整えることができれば、膝や腰の痛み、ひいては身体全体のお悩み解決にも繋がると考えられます。
もしかしたらあなたのお悩みも、足部の歪みから悪影響したものかもしれませんね。
足部を整えるためには、インソールの活用が最も効果的だと考えられています。
正しい知識と適切な施術、そして効果的なインソールで身体の悩みを解消していきましょう!
